2018年の振り返り。

2017年が楽しいことしかなかったお気楽な年だったとしたら、

2018年はてんわやんわした情緒不安定な年だったなぁという印象です。

でも色んな分野に関して世界が広がった愉快な年でした。

就活と卒論があるからロクな年にならないだろうと斜めに構えていたことを

思えば、いい意味で予想と違ったなという感じです。

 

まずは月並みに就活について。

6月上旬に最終面接でこっぴどく落とされてから志望業界を変えて、

説明会とか面接で会う人たちの人柄もガラッと変わって、

それまで他の就活生と喋ったりとか全然なかったのに、

帰り道にお喋りしてそのままお昼ごはん食べに行ったり、

一人とは後日約束してごはん行ったりもして、

単純にその時間が楽しかったです。

あの会社が第一志望と言っていた人は叶ったんだろうか、とか

気ままだったあの人は結局就活続けてたんかなぁとか、

顔も覚えていない人たちのことを今でもぼんやり思い出します。

 

 

 

卒論も面白かった。

最初に興味をもって突っ走りかけた話は頓挫したので

仕方なく手堅い方法で進めていたのですが、

やってみたら意外とそれも面白くて、

というか自分はこんなこともできたんだなという

新発見にもなってよかったです。

 

ちまちました地味な作業はできないタイプだと

思っていたのですがやればできるもんだなと思いました。

 

言葉の使用例を集める中で、

言葉ってこんなに自由に使われてるんだなぁ

ということを実感できたのも面白かったし、

そんな自由でどうしようもない文例たちを

自分の決めた基準に従ってせっせと整理していく作業も、

終わってみればとても達成感のあるものでした。

 

別に面白いものでもないけど、

そうやって整理してまとめた言語データは

これから先も自分の宝物になると思います。

 

まぁ、もうちょっと、もうちょっとすごい卒論書きたかったなぁとか

もうちょっと出来たんじゃないかなぁとも思いますけども。

 

卒業できなくなるのが怖くて保守的になりすぎたことだけは

ちょっとだけ後悔しています。

 

 

趣味の話では、色々と聴く音楽の幅が広がって楽しい1年でした。

去年がその足掛けができた感じで、今年が階段を1段登った感じ。

 

それなりに選別して選んだ2018年新譜ベストと、

ヘビロテしたアルバム全部入れた旧譜ベスト。

 

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サマソニ大好き芸人みたいになってしまってる節もあるけど。

 

Vinyl Theatreをきっかけに、シンセポップに目覚めた1年でした。

元々そういう音は好きだったんだけど、これがシンセポップ!

と認識して、新しいアーティスト探しにいったり

昔好きだったやつがシンセポップだったことに気づいて

そりゃ好きになるはずだわ~と腑に落ちたり。

 

あとはCoutney Barnettが話題になっていたから聴いてみて、

そこから今まであんまり好きじゃなかった女性ボーカルへの

偏見が払拭されたのも、個人的には嬉しい出来事でした。

 

Alex Laheyは、リリースは去年だけど今年初めて知って、

もしかしたら今年1番聴いたかもしれないアーティスト。

パワーが出るポップという意味では私の中で最強の

パワーポップです。就活の時もずっと聴いてた。

 

the Fratellisの新譜も本当に素晴らしかった。

4thで顔を見せた大人な雰囲気に、これぞフラテリス!な

わちゃわちゃ感が合わさって、とても愉快な音になっていて

最高の1枚でした。大人の遊び心満載というか。

レコードに針をのせて踊りたいテンポ感。

ジャケットからも仄めかされている気がするけど、

なんとなく耽美な魅力もあったりして。

 

大好きなバンドの新しいアルバムが

リリースされるって何よりも嬉しいことだし、

それを体験できただけでも今年は素敵な1年だったなぁ

と思います。

 

 

今年は今までにないくらい沢山音楽を聴いて、

新しくハマったものも沢山あって面白かったです。

 

 

音楽の趣向以外にも初めての諸々がいくつかあって、

まずDJイベントに(そんな行ってるわけでもないけど)

ちょこちょこ遊びに行くようになったのも今年からだなと

振り返って思いました。

未だにちょっと怖いけど新しいのを沢山知れる貴重な機会の一つだし、

あとはDJさんたちの作る音がそこでしか聴けないもの

だということも面白くて好きです。

 

それと出待ちも今年はじめて経験しました。

今までアーティストと会うという概念すら自分の中になかったんですけど

知り合いにつられて待ってみたら本当に出てきた…みたいな。

写真撮ってもらった上にサインまでいただいたみたいな。

おっかなびっくりですね。

 

おっかなびっくりといえば、自分の中では偉人になっている

ロックスターに謁見したり、

もう本当に死ぬほど好きなバンドのライブに早めに行ってみたら

会場前でボーカルとドラムの人が休憩しておられたり…と

おっかなびっくりにもほどがある体験もしました。

 

手がほんとにまるっこい、、、と思ったこととか、

写真で見慣れてたはずの青色の目がとても綺麗だったこととか

この先何があっても一生忘れないし、

ほっそりした手がちょっとだけひんやりしてたこととか、

ふんわり笑ってこちらを見てくれた顔が本当に優しくて

天使みたいだったこととかも一生忘れません。

 

 

たくさんの音楽を聴くようになったと同時に

音楽の聴き方については迷いだした年でもありました。

 

元来頭の容量が乏しいので、いいと思った曲が沢山ありすぎると

覚えてられなくてボロボロ零してしまったりして、

それがすごくもどかしいというのが今の悩みです。

 

それと、こんな音楽が好き!というのがうまく言葉で説明できないのも

長年の悩みではありましたが、近頃はますます深刻化してきました…

色々聴きあさってるけどそれが整理できていないから覚えてられないし、

頭とSpotifyのマイミュージックがとっ散らかっていてもぞもぞする。

 

あとこの曲のこんなところが好き、というのも、もっと一般的な言葉というか、

ジャンルとかサウンドとかで語れたらきちんと伝わるだろうにと思うのですが、

木漏れ日とか冷たい空気とか、そういう空気感でしか伝えられないから

自分にしか伝わってないな、、としょっちゅう虚しくなっています。

 

この原因は完全に音楽の知識不足なのですが、

でもせっかくの大好きな娯楽なのに知識がどうのこうのとか

考えたくないし、左脳使いたくないし、

直観でいいと思ったものをぐんぐん吸収して踊っていられたらそれでいいなぁ

というのが基本スタンスなので、なかなか成長の兆しが見えません。

 

音楽を勉強するという表現も嫌いだし、とりあえず好きなように

気の向くままに、聴きたーいと思ったやつを聴いていくまでなので

まぁいいかなと思いつつ…でももどかしいものはもどかしいし…

 

この調子で多分来年の暮れにも同じこと言ってると思います。

 

 

総合的に今年を振り返ると、

いいことしか具体的に覚えてない性格なのであれですが、

人並みに就活で落ち込んだり卒論で留年について考えたり、

あとはわりとくだらんことで謎に落ち込んだり、

情緒はあんまり安定していない年でした。笑

 

友達はいないけど人のことはわりと好きだし、

誰かとお喋りしたりあわよくば知り合いになれたりしたら

とても嬉しいのですが、

同時に何かしらのコミュニティとか集団は苦手だったりもして

自分はどうしたいんだ、、と思ったり、

その苦手意識が私個人の楽しみにも地味に影響してきたりして

妙な煩わしさを感じたりして、とてもめんどくさかったです。

 

理由もなくモヤモヤするのが一番嫌いなので

憂鬱なときはその理由をせっせと突き詰めるのですが、

そしたら大抵の場合自分のめんどくささを直視する羽目になって

うーわとなったりしました。醜い。醜いぞ。

 

来年はもっとひどいのかもしれないなぁ。

 

学生じゃなくなって忙殺されて音楽聴かなくなることも恐ろしいし、

すぐに人と比較して落ち込む悪い癖があるので

それで闇落ちするかもしれないし、

お金はないだろうし(社会人になったら自由に使えるお金が云々と

言ってくる大人を何よりも憎んでいます)、

ネガティブな妄想しか思い浮かばないのですが…

 

とりあえず、元気に生きていけたらいいなぁと思います。

 

2018年、手放しに楽しい楽しいという感じではなかったかもしれないけど、

今までしたことがなかったこと、知らなかったものに

沢山触れることができて、面白い1年でした。

好きなもの、好きな人のことを好きだ~って言いまくった1年でもありました。

 

来年もアンテナを伸ばして色んな音楽とか映画とか本に触れたいし、

好きなものとか好きな人のことを好きだ~ともっと叫んでいたいし、

自分についても他人についても好きなところを好きでいて、

大事にしていけたらいいなと思います。

 

良いお年を。