救われた1日

口頭試問も終わり、学生として

やらなきゃいけないことが本当に終わりました。

 

想定質問とか考えようとしたものの全然思いつかず、

かといって自分の卒論に自信があったかといえば

全くもってそのようなことはなく、

自分の意識が全然及んでないところから

おっそろしい質問が飛んでくるのだろうな、、と

ただただビクビクしていました。

 

結果としては特にそうでもなくてホッとしました。

もちろん指摘は色々あったし、

ちょっと軽率に書きすぎたなと反省した部分もあったけど、

そんな冷や汗かくような恐ろしいものでもなくてよかったです。

 

先生の顔が穏やかで別人かなと思いました。

菩薩みたいな顔で呼ばれたから逆に殺されるのかと思ったけど

普通にそのまま菩薩のままでした。

 

 

就活のとき、出版社の最終面接で課題で書いた文章について

ボロクソに言われて以来、自分が書いた文章って

それっぽく見えるだけで実際は中身すっからかんなんだろうな…

と思い込むようになってしまって、

それを卒論書くときもずっと引きずっていました。

 

書いてる途中も書いた後も、卒論チックにはなってるけど

どうせすっからかんの文章なんだろうなぁ…と、

自分は頭悪いからなんかいけてるように思ってしまうけど

先生が読んだら一瞬で駄文認定するんだろうな…みたいなことを

考えて、いつまでたっても不安で、大変でした。

 

頭が悪いせいで自分が出来ていないことにすら

気付かないって一番みっともなくて恐ろしいことだと

思っていて、かつ自分がそれに陥っている可能性を

どうにも否定できなかったので

わりと本気で留年を心配していました。

 

そんな感じだったので、

今日の試問で文章もよく書けてるね

みたいなことを言っていただけて、

なんだかホッとしました。

 

落ちた最終面接のことなんか気にしなければいいんだけど、

なんか気にしちゃってて、ずっとトラウマのように

なっていたのですが、それがようやくほどけたような気がしています。

 

 

あと卒論指導の段階では私のやりたいこと、言いたいことが

うまいこと主査の先生に伝わっていなかったらしく

論文を読んでようやく分かったと言ってもらえました。

と同時に、面白かったとも言ってもらえてよかったです。

 

自分の喋りが下手くそすぎることについては考え物ですが、

あんまり先生のお気に召していないんだろうなと

なんとなくずっと思っていたので、

とりあえず論文で伝わってよかったなと思いました。

自分の一番好きなオリジナルの考え方を面白いと

言ってもらえるのは嬉しいもんですね。

 

と同時に、もっとちゃんと伝えようとすればよかったな

と反省しました。

あんまりお気に召していない感じがするのは

言語学の中の扱ってる分野的に仕方ないのかなと

自分があきらめの姿勢になっていたので、

そういう確証もないところで勝手にあきらめなければ

もうちょっと面白がってくれていたんじゃないかと、

そしたらもうちょっと積極的に指導を仰げたんじゃないかと

今更思ったりしています。

 

コミュニケーションがどうとかいう学科の4回生でいながら

頭が悪すぎる反省ですが。

 

 

そんなわけで、就活期のトラウマを引きずっていたり

考えたことを上手に昇華できなかったりした未練たらたらの卒論、

自分ではクソみたいな出来だと思っていたし、

学生生活の集大成がこれかと思うと情けなくて泣けてくるような

感じだったんですが、今日の口頭試問でようやく、

あながち悪くないかなと思えるようになりました。

 

なんだかいろんな自分が救われた日になりました。

おつかれさま。