救われた1日
口頭試問も終わり、学生として
やらなきゃいけないことが本当に終わりました。
想定質問とか考えようとしたものの全然思いつかず、
かといって自分の卒論に自信があったかといえば
全くもってそのようなことはなく、
自分の意識が全然及んでないところから
おっそろしい質問が飛んでくるのだろうな、、と
ただただビクビクしていました。
結果としては特にそうでもなくてホッとしました。
もちろん指摘は色々あったし、
ちょっと軽率に書きすぎたなと反省した部分もあったけど、
そんな冷や汗かくような恐ろしいものでもなくてよかったです。
先生の顔が穏やかで別人かなと思いました。
菩薩みたいな顔で呼ばれたから逆に殺されるのかと思ったけど
普通にそのまま菩薩のままでした。
*
就活のとき、出版社の最終面接で課題で書いた文章について
ボロクソに言われて以来、自分が書いた文章って
それっぽく見えるだけで実際は中身すっからかんなんだろうな…
と思い込むようになってしまって、
それを卒論書くときもずっと引きずっていました。
書いてる途中も書いた後も、卒論チックにはなってるけど
どうせすっからかんの文章なんだろうなぁ…と、
自分は頭悪いからなんかいけてるように思ってしまうけど
先生が読んだら一瞬で駄文認定するんだろうな…みたいなことを
考えて、いつまでたっても不安で、大変でした。
頭が悪いせいで自分が出来ていないことにすら
気付かないって一番みっともなくて恐ろしいことだと
思っていて、かつ自分がそれに陥っている可能性を
どうにも否定できなかったので
わりと本気で留年を心配していました。
そんな感じだったので、
今日の試問で文章もよく書けてるね
みたいなことを言っていただけて、
なんだかホッとしました。
落ちた最終面接のことなんか気にしなければいいんだけど、
なんか気にしちゃってて、ずっとトラウマのように
なっていたのですが、それがようやくほどけたような気がしています。
*
あと卒論指導の段階では私のやりたいこと、言いたいことが
うまいこと主査の先生に伝わっていなかったらしく
論文を読んでようやく分かったと言ってもらえました。
と同時に、面白かったとも言ってもらえてよかったです。
自分の喋りが下手くそすぎることについては考え物ですが、
あんまり先生のお気に召していないんだろうなと
なんとなくずっと思っていたので、
とりあえず論文で伝わってよかったなと思いました。
自分の一番好きなオリジナルの考え方を面白いと
言ってもらえるのは嬉しいもんですね。
と同時に、もっとちゃんと伝えようとすればよかったな
と反省しました。
あんまりお気に召していない感じがするのは
言語学の中の扱ってる分野的に仕方ないのかなと
自分があきらめの姿勢になっていたので、
そういう確証もないところで勝手にあきらめなければ
もうちょっと面白がってくれていたんじゃないかと、
そしたらもうちょっと積極的に指導を仰げたんじゃないかと
今更思ったりしています。
コミュニケーションがどうとかいう学科の4回生でいながら
頭が悪すぎる反省ですが。
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そんなわけで、就活期のトラウマを引きずっていたり
考えたことを上手に昇華できなかったりした未練たらたらの卒論、
自分ではクソみたいな出来だと思っていたし、
学生生活の集大成がこれかと思うと情けなくて泣けてくるような
感じだったんですが、今日の口頭試問でようやく、
あながち悪くないかなと思えるようになりました。
なんだかいろんな自分が救われた日になりました。
おつかれさま。